沖縄琉球ガラス工芸とんぼ玉体験しょっ!

ガラスを選ぶ

反射光と透過光を意識する

写真のように、反射光と透過光で見たガラスの色は全く違った印象になります。
反射光と透過光.jpg
同じガラスを反射光(左)と透過光(右)で見た例(ウロボロス社のストリーキー・グラニト)


隣り合う色同士は影響する

数多くの種類のガラスが持つ特有の性質を理解して使いこなすには長い間の経験を必要としますが、その作品がどのような光源を得るかが決まっている場合は(自然光なのか、人工的な光源、例えば白熱球、蛍光灯、ハロゲンランプ、LED等)、その光源のもとでガラス選びをすることが重要です。
例えば、銅で発色している赤いガラスは紫外線の透過率が低く、周囲にクリア(透明)ガラスやコバルトブルー等の反対の性質を持つガラスを配した場合、赤黒っぽく見えてしまいます。赤いガラスはコバルトブルーと並んでステンドグラスのデザインの中で重要なポイントとして使われることが多く、色彩の効果を十分に発揮させたいところです。この場合、赤いガラスを明度の高い物に変える等の工夫が必要です。
作品に使用するガラスを選ぶ時は、隣り合う色のガラスを並べて光に透かして見るようにしましょう。

小さな作品の配色を確認する便利な方法

ガラスの配色を光を当てて確認する際には、エアブラシ用のマスキングシートを利用すると便利です。また、カットしたガラスを貼りつけて持ち運ぶ際にもとても重宝します。
デザイン画の上に粘着面を表にしてエアブラシ用マスキングシートを置き、選んだガラスパーツを並べて貼り付けます。それを写真のように光にかざして確認します。
その際、ガラスがぴったり張り付きますが、のりではないので長期間放置するようなことがあっても、ガラスにのりがこびりついたりせず安心です。

配色確認便利な方法.jpg